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スマホなど電子機器のIPX4やIP68ってなに?防水・防塵を示す規格(防水保護等級)

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最近良く見かけるIPX4やIP68といった表記。

防水性能について語る際に必ずと言っていいほど出てくる規格表記ですが、意外とその詳細を知っている人は少ないはず。(と言うか僕もこの記事を書くまでよくわかってなかった)

そういうわけで、今回はスマホやデジカメを始めとした電子機器によく使われる「IP○○」について出来る限りわかりやすく説明していこうと思います。

【スマホをトイレに落としただんぼ君】編

だんぼ君
rubyさん、こないだ僕のスマホを間違ってトイレに落としちゃったんだ。一応壊れていないみたいなんだけど、防水性能あるのか調べたらIPX4って書いてたんだよね。
ruby氏
なるほどね。トイレでスマホなんか弄ってるから落とすんだよ。さて、IPX4がだんぼ君が持ってるスマホの防水性能なんだね。
だんぼ君
うん。ごめんなさい。。。
ruby氏
いいんだよ。(僕もよくトイレでスマホニュース見てるとは言えない・・・)さて、ダンボ君は運が良かったかもしれないね。
だんぼ君
ええ?!どういうこと??
ruby氏
IPX4という規格は、水がかかるくらいなら問題ないけど、水没には耐えられないレベルのものなんだ。だから今回トイレの水の中に落としたということは、一歩間違えれば、完全に壊れていたかもしれなかったってことだね。
だんぼ君
そっか。運が良かったってことなんだね。
ruby氏
そうだね。IPX7以上であれば、水没しても大丈夫ということになるんだけど、IPX4はそこまでの防水性能はないということだね。あ、ちなみにIP4Xとも違うからね。
だんぼ君
え??「4」と「X」を間違えて反対に書いただけじゃないの?
ruby氏
そう、一見そうやって間違えただけに見えるかもしれないけど、「IP  」の後ろにくる二文字は、「防塵性能」と「防水性能」を示すものなんだ。

防水・防塵を示す国際規格

IEC(国際電気標準会議)という電気工学や電子光学などの技術を扱っている団体が、防水・防塵の耐性を示すものとして定めているのが「IP◯◯」という規格です。

基本的な表示方法として、

IP◯◯

↑◯の中には数字、もしくは「X(テストしていないという意味)」が入ります。

左の◯には防塵性能を、右の◯には防水性能の等級が入ります。

たとえば、

IPX4

だとすると、防塵性能を示す数字は「X」ということなので、防塵性能は無い(未テスト)ということになり、防水性能を示す右側の数字は4ということなので、飛沫(飛び散る水、しぶき)があらゆる方向から受けても影響はないということになります。

耐性を示すランク一覧

防塵性能と防水性能を示す規格は、防塵が7段階防水が9段階あります。

防塵性能

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等級 保護性能 備考
IP0□ 保護なし 防塵性能無し
IP1□ 手からの保護 直径5cm以上の固形物体(人間の手など)が機器内部に侵入しない
IP2□ 指からの保護 直径1.2cm以上の固形物体(人の指など)が機器内部に侵入しない
IP3□ 工具先端などからの保護 直径2.5mm以上の固形物体や工具先端が機器内部に侵入しない
IP4□ ワイヤーなどからの保護 直径1.0mm以上の固形物体やワイヤーが機器内部に侵入しない
IP5□ 粉塵からの保護 機器の正常な動作に支障をきたすような粉塵が内部に侵入しない
IP6□ 粉塵からの完全保護 機器内部に全ての粉塵が侵入しない
ruby氏
IP0□〜IP2□は別に定める必要ないんじゃね?って思いますねー。指が直接基盤に触れる電子機器があったらヤバイw

防水性能

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等級 性能 備考
IP□0 保護なし
IP□1 垂直に落ちてくる水滴の影響を受けない 10分間、20cmの高さから3~5mm/分の水滴
IP□2 垂直よりも左右15度の角度からの雨等によって影響を受けない 10分間、20cmの高さから15度の角度で3~5mm/分の水滴
IP□3 垂直よりも左右60度の角度からの降雨による影響を受けない 10分間、20cmの高さから60度の角度で10リットル/分の放水
IP□4 いかなる方向からの水の飛沫による影響を受けない 10分間、30cm〜50cmの高さから全方向に10リットル/分の放水
IP□5 いかなる方向からの水の直接噴流の影響を受けない 3分間、3mの距離から全方位に12.5リットル/分、30kpa(水圧)の噴流水
IP□6 いかなる方向からの水の強い直接噴流の影響を受けない 3分間、3mの距離から全方位に100リットル/分、100kpa(水圧)の噴流水
IP□7 規定の圧力・時間で水没させても危機内部に侵入しない 30分間、水面下15cmの場所に沈める
IP□8 水面下で使用が可能 メーカーと使用者の取り決めによる(IPX7以上の性能)

【用語解説】

飛沫:飛び散る水、しぶきのこと

噴流:激しい勢いで流れる水などの液体

kpa:水道の本管で300kpaくらいとのこと

具体的な読み方

念のため、いくつか具体例を提示してみましょう。

IPX6:防塵性能は未テストだけど、水没以外のほぼすべての水に対して耐久性がある

IP5X:防水性能は未テストだけど、安全性能を損なうほど、機器内部に固形物(粉塵)が侵入しない

IP68:完全なる防塵性能であり、さらに水面下でも使用ができる

こんな感じですね。

【まとめ】IPX4やIP68ってなに?防水・防塵を示す規格(防水保護等級)

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いかがだったでしょうか。

防水性能や防塵性能って非常に細かい区分分けがされているのがよくわかりますよね。

スマートフォンやデジタルカメラなど、良く防水性能を謳っているものを見かけますが、防水は防水でもIPX3なのか、IP68なのか、そのあたりはきちんと仕様表を確認する必要があります。

また、スマホでよく見かける「IPX5/8」というのは、水をかけても、水面下に沈めても大丈夫ですということになります。だったらIPX8だけでいいんじゃないか?という気もします。

この規格上は、最強の防水・防塵性能はIP68ということになります。

XperiaのXZは「IPX5/8&IP6X」※↓は公式サイトより
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iPhone7はIP67(公式サイトには載ってない?) ↓は公式サイトより
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デジカメもタフネスシリーズはたいていIP68ですね。↓はOLYMPUS TG-4Toughの公式より。

このように防塵と防水等級を分けて書いている場合が比較的多いですね。
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以上、防水・防塵の耐性を示す表示である

IP規格・防水保護構造及び保護等級」

について、説明してみました。

これであなたも防水博士になれますよ(嘘)

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